※本投稿にはプロモーションを含む内容が含まれています。
人参は家庭での献立にも頻繁に使う食材の一つだと思います。BLW離乳食では基本的に家族が食べる食材を赤ちゃんにも取り分けます。つまり、家庭でよく使う=BLW離乳食でもよく使う食材だということ。
ここでは人参の栄養についての話やBLW離乳食における人参の使い方について我が家の例をあげて紹介したいと思います。
人参の栄養について
年中スーパーで見かけ、使用頻度の高い人参。色が鮮やかで使うと食卓が華やかになりますよね。
その人参に含まれている栄養についてはご存じでしょうか。
人参の栄養成分として主に挙げられるのは、ビタミンA、ビタミンC、カリウムです。
ビタミンA
皮膚や粘膜、目の健康を維持する役割を持つため、感染症を予防し免疫力を高めることにも役立ちます。脂溶性のビタミンなので、油と一緒に摂ると小腸での吸収を高めます。
ビタミンC
有害な活性酸素(細胞を酸化させてしまう物質のこと)から細胞を守る働きを持ちます。また、コラーゲンの合成、筋肉や血管・皮膚や骨の強化、鉄の吸収率アップなど様々な働きを持つ栄養素です。水に溶けやすく熱に弱いので、新鮮なうちに手早く調理するのがおすすめです。
カリウム
カリウムはナトリウムとバランスを取りながら、細胞を正常に保ったり血圧を調整し、身体の状態を一定に保つ役割を持っています。摂り過ぎたナトリウムを身体の外に排出させてくれるような働きがあります。
※人参の栄養について書くにあたり以下の文献を参考にしました。中村丁次「栄養の基本がわかる図解事典」,成美堂出版,2022年5月,82、83、106、107、112、113ページ
人参のBLW離乳食での使い方(レシピあり)
我が家での使い方を挙げていきます。息子の成長に伴い、レシピは随時加筆したいと思います。
スティック状
我が家の場合は離乳食開始5日目から出しましたが、初日から出して問題ないと思います。だいたい5~7㎝くらいの長さで、太さは5~7mm角くらいになるように切ってからレンジで蒸しました。お湯で茹でたり、蒸し器を使ってもいいですが、レンジ用の蒸し器がめちゃくちゃ便利です!
このくらいの長さにすると掴んだ時に手からはみ出る部分があるので、そこを舐めたりかじったりします。
野菜をなみなみにカットできるような専用カッターを持っている方はそれを使ってカットしてあげると表面にでこぼこができるのでさらに掴みやすくなります。
基本の切り方になりますので、BLW離乳食開始直後はもちろん、離乳食終了を迎える頃でも離乳食が終わってからもずっと使えると思います。
輪切り
スティック状に少し慣れたら次は輪切りに挑戦。我が家の場合は離乳食開始15日目から出しました。写真は前述の野菜をなみなみにカットできるような専用カッターを使い、切っていますが、断面になみなみが無くてもいいと思います。
15日目にこの切り方を試した時、息子は実はまだ上手く掴めず食べることができなかったのですが、17日目には自分で折りたたんでスティック状にし、食べていました。19日目には輪切りのまま食べることができるようになり、どんどんと成長をする様子が伺えました。
成長する様子を確かに感じることができるのもBLW離乳食のいいところだと思っています。
人参を使った手づかみ食べレシピ
人参そのものの味に慣れてきたら、いよいよ調理したものを出し始めました。人参を使ったレシピを紹介します。
①『人参とじゃがいものおやき』
我が家の場合は離乳食開始11日目からおやきを出し始め、この人参とじゃがいものおやきを出したのは40日目です。
我が家では食材そのものをまず食べてから調理したものを出しましたが、調理したものを最初から出してはダメだという訳ではありませんので、お子さんの様子を見てもっと早い段階から調理したい!と思われる方はもっと早く出してもいいと思います。
レシピ
〇材料〇
人参 30g
じゃが芋 90g
片栗粉 5g
水 大さじ1
サラダ油 適量
〇作り方〇
①人参とじゃが芋の皮を剥き、0.5㎝くらいの薄切りにしたら、耐熱容器へ。
②ラップをしてレンジで3分加熱する。
③マッシャーで潰したら、片栗粉と水を加えよく混ぜる。
④フライパンに薄く油をしいて、1㎝くらいの厚さに広げたら蓋をし、弱火で焼く。(表裏4分ずつくらい)
⑤粗熱が取れたら子どもが食べやすい大きさに切る。
※多めにできるので、ラップをして冷凍可能
②『手づかみ人参しりしり』
卵黄を使い始めた頃から使えるレシピです。
卵黄をいつ使い始めたかと言うと、我が家の場合は離乳食開始51日目です。BLW離乳食の本には卵をいつ使い始めるかという記載はなく、開始時期を遅らせることなくまずは少量ずつ使ったり、つなぎやパンケーキや蒸しパンの調理に使うとあります。(しっかり加熱する必要があるとは書かれています。)
でも、やはりアレルギーは心配ということで食材の使用時期に関しては従来のペーストからの離乳食を参考にし、卵黄の使用から始めることにしました。ちなみにこちらの手づかみ人参しりしりを出したのは離乳食開始54日目です。
青魚を解禁したら以下のレシピにツナ水煮を足してもいいと思います。
レシピ
〇材料〇
人参 40g
卵黄 1個
サラダ油 適量
〇作り方〇
①人参を短冊切りにし、少量のサラダ油で柔らかくなるまで炒める。
②卵黄と①を混ぜる。
③フライパンにサラダ油を薄くしいて中火にしたら、②を大人の一口サイズくらいに丸く広げる。
④蓋をして、両面4分ずつくらい焼いてしっかり火を通す。
※多めにできるので、余りはラップをして冷凍可能
③鶏のミートローフ
鶏胸肉のひき肉の中に人参などの野菜を入れたミートローフです。
従来式の離乳食では鶏むね肉・鶏もも肉・鶏ひき肉の使用は7~8か月のモグモグ期からとありましたので使用開始時期はおおむねこれを参考にしました。息子の場合離乳食開始から53日目に使用を開始し、このミートローフを出しています。
レシピ
〇材料〇
鶏むねミンチ 180g
玉ねぎ 20g
片栗粉 大さじ1/2
人参 10g
パプリカ 10g
いんげん 2本
〇作り方〇
①人参、パプリカを細長く切り、ヘタを取ったいんげんと一緒にレンジで1分蒸す。
②玉ねぎをみじん切りにし、鶏むねミンチ、片栗粉と混ぜ合わせる。
③ラップに②を長方形になるように広げたら、①の具材を置いて、くるっと巻く。
④お皿に③を乗せ、レンジで6~7分加熱する。
⑤粗熱が取れたら好みの厚さに切る。
※多めにできるので、余りはラップをして冷凍可能
④チキンロール
ミートローフと似ていますが、鶏ささ身の中に人参などのお野菜を入れています。
従来式の離乳食では鶏ささ身の使用は7~8か月のモグモグ期からとありましたので使用開始時期はおおむねこれを参考にしました。息子の場合離乳食開始から58日目にこのチキンロールを出しています。
レシピ
〇材料〇
鶏ささ身 1枚
人参 5g
大根 5g
いんげん 1本
小麦粉 適量
〇作り方〇
①鶏ささ身は半分に開いてラップをかけ、その上から重たいもので押してさらに広げる。
②人参、大根はささ身と同じくらいの長さに切る。いんげんはヘタを取る。
③ラップに①を乗せ、小麦粉を内側になる部分に軽く振ったら②をその上に乗せてくるくる巻く。
④お皿に③を乗せ、レンジで3分くらい加熱する。
⑤粗熱が取れたら切り口が斜めになるようにカットする。
※余りはラップをして冷凍可能
⑤手づかみ焼うどん
普通の焼うどんではまだまだ食べにくく、周囲も散らかって大惨事になります笑。なので、全ての材料を固めておやきのようにしました。
従来式の離乳食ではうどんの使用は5~6か月のゴックン期からとありました。息子の場合離乳食開始から56日目に初めてうどんを使用し、この手づかみ焼きうどんを出しています。
ちなみに使ったうどんはベビーうどん(乾物)ですので、材料は小麦粉のみ。食塩は入っていない商品です。
レシピ(大人の一口サイズ3枚分)
〇材料〇
ベビーうどん(乾物) 10g
人参 5g
キャベツ 10g
鶏肉 10g
片栗粉 小さじ1/2
サラダ油 適量
〇作り方〇
①人参、キャベツ、鶏肉は細かく切ってフライパンで炒める。
②ベビーうどんは既定の分数茹でて、水気を切る。
③①②と片栗粉を混ぜる。
④サラダ油を薄くしいたフライパンに③を一口サイズに広げ、蓋をしながら強弱火で表裏3分ずつくらい焼く。
※余りはラップをして冷凍可能
今後もレシピなど追記していきます。
コメント