BLWとは？メリットやデメリット、開始までの準備について

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ＢＬＷとは

BLWとはBaby-Led Weaningの頭文字をとったものです。

赤ちゃん主導の離乳食と呼ばれ、イギリスの保健師で助産師のGill Rapley氏によって提唱されました。

ペースト状からスタートし、大人が赤ちゃんに食べさせる従来式の離乳食と違い、赤ちゃん自身が離乳食の開始時期、食べる順番や量、ペースを決め、コントロールします。

BLWというと離乳食の開始から手づかみで赤ちゃんが食べる方法と思われがちですが、手づかみか、スプーンかで従来式と分けるのではなく、あくまでも赤ちゃんが主導となるのか、保護者が主導権を握り食事を進めるのかの違いです。

従来式の離乳食では親が食事を作り、それを赤ちゃんに食べさせます。BLWでも親が食事を作ることに変わりはありませんが、親は赤ちゃんが食べる様子を見守ると同時に一緒に食事をとります。

家族で食事を共にし、親が食事をする様子を見せることもとても大切なことです。

BLWのメリット

・赤ちゃんと親の食事時間を分けることなく、家族で一緒に食事をとることができる

・赤ちゃんが自分自身で掴んで食べることで、手先や口の発達を育む

・従来式のようにすり潰しや裏ごしをする必要がないので、離乳食を作る負担が減る

・赤ちゃんが自分の能力と判断に自信をつけ、自尊心が生まれる

BLWのデメリット

・とにかく食卓が散らかる

・身近にBLWをしている人が少なく、知識や理解を得にくい

BLW開始の目安

BLW開始の目安は次の条件が揃ってから、とされます。

①生後６か月以降である

②支えがあればまっすぐに座ることができる

③食材に興味を持ち始めている

月齢だけで開始するのではなく、この三つの条件が揃ったら、いよいよBLW離乳食のスタートです。

BLWを始めるのに準備するといいもの

BLWでは絶対に準備しないといけないものは特にないのですが、以下のものがあるといいかもしれません。

①エプロン

とにかく汚れますし、こぼしますのでエプロンはある方がいいと思います。

洗いやすく、乾きやすいものを選んだり赤ちゃんが自分で食べようとする動きを邪魔しないようなもの（大きく硬いポケットが前についていると、動きを邪魔しやすいです。）がいいと思います。

②床に敷くシートなど

床がすごく汚れますので、汚れが気になる方や、床が畳やカーペットなどになっている家庭は特にあるといいと思います。新聞紙やレジャーシート、養生シートのようなものでもいいのではないでしょうか。

③椅子

ハイタイプのテーブルで食事をする家庭では、ハイチェアがあるといいです。足の裏がきちんと足置きに付き、ひざと腰が９０℃になるように高さや板を置く位置を調整してあげましょう。

しまった！テーブルに取り付けるタイプのテーブルチェアを買ってしまった！という方いませんか？実は我が家もそうでした。そんな時は足元に台を置いて足を乗せられるようにしてあげるといいと思います。無理に買い直さなくても、きちんとした姿勢が取れたら問題なしです。

また、ローテーブルで食事をするご家庭はローチェアを用意してあげるといいでしょう。ローチェアの場合も足の裏がしっかり床や足置きに付くかがポイントとなります。

④食器（お皿、スプーン、フォーク、おはし、コップなど）

BLWでは開始間もない頃はお皿やスプーン、フォークは必要なく、用意した食べ物をそのままテーブルに置いてOKです。というのも食器を置いてしまうと食器が気になり食べ物に集中できないからです。

どうしてもそのまま食べ物を置くのが気になる方は、柄のあまりないシンプルなお皿の用意を。だだし、赤ちゃんはどうしても食器が気になり持ったりかじったりすると思います。

お皿の底に吸盤が付いている便利な商品もありますので、検討してみてはいかがでしょう。

スプーンやフォーク、おはしは最初は使う必要はないのですが赤ちゃんが大人が使っているものに興味を持ち始めたらまずは近くに置くことから始めます。

コップは赤ちゃんが水分補給をするのに必要です。ストロー付きのマグよりもコップの方が口の発達にはいいようです。

また、コップを使う前に豆皿のような薄くて小さいお皿やスプーンに水分を入れて、すする練習をする方法もあります。

BLW離乳食を開始する準備が出来てからは『BLWを開始！どんな食べ物を用意したらいい？』の投稿を参考にしてください。